代表行政書士 池田祐太
代表行政書士 池田祐太

確か大学3年生のときだったと思います。
アルバイトでお金を貯めてはじめての海外旅行に大学時代の友人と行きました。
フィリピンのセブ島です。もちろん青い海、焼けつくような太陽にあこがれて行ったわけですが、空港から外に出てから、滞在期間を終えて空港に戻るまで、逞しく生きているフィリピンの人々、フィリピンの空気を目で、肌で感じ、大きな刺激を受けました。このとき、将来は発展途上国の人々をより豊かにできるような仕事をしたい、という具体的な思いがめばえ、商社に入社するきっかけになりました。

はじめての海外駐在は当時(現在も)、国としてフィリピンよりも豊かなマレーシアでした。
私が駐在していた頃のマレーシアは正しく経済成長のど真ん中といった感じで、スパンの新空港、ペトロナスインタワー、KLタワーなどの建設、コモンウェルスゲームの開催と大きな出来事が目白押しでした。このような状況の中で、幸運にも、私自身が新空港の一部のプロジェクトに関われたこと、マレーシアの通信インフラの構築の一部のプロジェクトに関われたことは、大変貴重な経験となりました。

二度目の海外駐在はマレーシアとともに日本企業の駐在員には人気のタイ、バンコクでした。
タイでは私の在任中に「赤シャツデモ」、「大洪水」があり、対応は大変ではありましたが、当時苦労をともにしたお客様、会社のメンバーとはより強い絆を持つことができ、今はたまに仲間で集まるときには良い思い出話になっております。

バンコクでは社員約50人(1割弱が日本人、9割強がタイ人です。)のIT系のサービスプロバイダーの事業運営を経験させて頂きました。ここで中小企業の経営を経験することにより、ビジネスマンとして大きな成長をすることができたと思っております。会社にはCTOがいましたので、技術関連事項にはあまり関与はしておりませんが、小さい所帯だったことが幸いし、経営企画、営業、財経、法務、総務など、技術関連以外の全ての事項に現場レベルで携わることができたことが大変貴重な経験となりました。在任中には、タイから海外への事業拡大を目的として、ベトナムとインドネシアに子会社を設立することもでき、タイ人、ベトナム人、インドネシア人、日本人を問わず、一緒に汗をかいて仕事をした仲間ができたことも大きな財産になったと思っております。

つらつらと、私と海外との接点について述べさせて頂きました。
行政書士として、今までASEANを中心とする海外と接点を持つことを通して感じた「思い」と「経験」を活かし、”日本でお仕事、学業に励まれる外国人の皆様”のご活躍に向けたお手伝い、”外国人の皆様にご活躍頂く環境を提供する日本の企業の皆様”のお手伝いをさせて頂きたいと思います。

今後も研鑽を続け、国内外のお客様から「ありがとう」を頂けるような行政書士サービスの提供に努めて参りますのでよろしくお願い申し上げます。